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京都市政は、2022年度より、財政難を理由に、京都市の認可保育園に例年配分されていた予算13億円をカットしました。これにより、これまで通りの運営ができないだけではなく、経営存続の危機に直面している保育園も、すでに多数でてきています。運営を続けるには、やむなく保育士の数を減らさねばならない、あるいは、経験豊かな熟練の保育士を減給し、雇用するにもより安価な非正規・派遣労働の保育士を雇わねばならないとのことです。

京都市は、ことあるごとに「子育て環境日本一」をうたってきました。しかし、どこをどう見て「日本一」と言えるのでしょう。

人口流出はとめどなく、今や流出する人の数が日本一となっています。とりわけ子育て世代の流出が突出しています。京都市の子育て世代にある少なからぬ人々が、悲しいかな、子育てを含めた生活に困難を感じ、この街を出ていっているように感じます。「子育て環境日本一」をうたうからには、それにふさわしい豊かな保育政策を打ち出してほしい。保育職員の方々を、保護者を、そして子どもたちを安心させてほしいと思います。

財政難といっても、為政者がいったい何を大切にしているか、ということが問われるべきところです。子どもたちの命にも関わることが、ここまで後回しにされていいのでしょうか。子どもの未来は社会の未来です。何においても、優先されねばならないと思います。

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